2科・4科選択制とは、「算数・国語の2教科」もしくは「算数・国語・理科・社会の4教科」のいずれかを受験する際に選択できるタイプの入試制度です。算数・国語の2科で受験する受験生は、算数・国語の試験が終わると試験終了です。
2科4科選択制は、いくつかの選抜方法がありますが、多くは以下のような選抜方式をとっています。
[第一段階選抜]定員の7割~8割を2科受験生・4科受験生の全体から、算数・国語2科の合計点で合否を決定します。
[第二段階選抜]第一段階選抜で合格にならなかった受験生が対象の選抜です。定員の残り2割~3割を、4科受験生のみを対象に、算数・国語・理科・社会の合計点で合否を決定します。
◇2科4科選択制の例
仮に2科受験生のA君と4科受験生のB君がC中学を受験したとします。C中学は、傾斜配点がなく、各教科100点満点で合格最低ラインが50%だったとします。
A君は算数45点・国語45点でした。B君は算数45点・国語45点・理科55点・社会55点でした。
2科受験生のA君・4科受験生のB君ともに[第一段階選抜]では、合格できませんが、4科受験生のB君は理科・社会が高得点だった為、[第二段階選抜]でC中学に合格となりました。
◇4科受験生が有利
上の例を見て頂ければ分かりますが、2科4科選択制の中学受験では、4科受験生は2科受験生に比べチャンスが広がるといえます。
◇2科受験校の減少
最近では2科受験を実施している中学校が現象傾向にあり、「2科受験」→「4科受験」・「2科受験」→「2科4科選択」・「2科4科選択」→「4科受験」に受験制度を変更する学校が相次いでいます。これは、中学校が中学入学後の事を考えて「4教科を学習した受験生に入学してほしい」と考えているためです。算数・国語のみしか学習していない受験生は、受験校の選択幅が確実に狭まっているといえるでしょう。
◇「2科4科選択」から「4科」に変更する中学校も
近年、「2科4科選択」から「4科受験」に受験制度を変更する学校も増えています。以下は2008年度入試で全日程が「4科」になり、2科受験生が受験できなくなる例です。
関東学院(全日程)「2科4科選択」から「4科」に変更
成城学園 (全日程)「2科4科選択」から「4科」に変更
大妻多摩(3回)「2科4科選択」から「4科」に変更
品川女子学院(1回)「2科4科選択」から「4科」に変更
カリタス女子(1回)「2科4科選択」から「4科」に変更
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