首都圏の中学受験用の模擬試験(模試)には、塾が主宰している模試や模擬試験業者が主宰している模試があります。その中で、首都圏の多くの中学受験生が受験する3つの模試を「三大模試」と呼んでいます。
三大模試は、四谷大塚の「合不合判定テスト」・日能研の「全国中学入試センター模擬試験」・首都圏模試センターの「統一合判」の三つの模試を指します。
◇模擬試験の重要性
三大模試の受験者数は各1万人前後です。受験者数が多い為、志望校の合否の可能性に関する判定が、かなり正確にでます。又、テストの緊張感を体験できますので、中学入試の練習(試験会場慣れ)にもなるでしょう。
◇三大模試の偏差値
受験者層の違いから、模擬試験により、偏差値に大きな違いが出ます。四谷大塚の「合不合判定テスト」と日能研の「全国中学入試センター模擬試験」は、受験する母体のレベルがあまり変わらない為か、ほぼ同水準の偏差値基準ですが、首都圏模試センターの「統一合判」は、2つの模試に比べると偏差値が出やすい模試です。その結果、各模擬試験が発表している「合格可能性80%ライン」の偏差値にも大きな違いがでます。
例:80%合格ライン偏差値(2007年2月1日の結果偏差値)
四谷大塚:開成中学71・海城中学60・成城中学51・玉川学園中学40
日能研:開成中学70・海城中学61・成城中学50・玉川学園中学39
首都圏模試センター:開成中学74・海城中学67・成城中学57・玉川学園中学47
上の例のように、合格ラインの偏差値は、四谷大塚の「合不合判定テスト」と日能研の「全国中学入試センター模擬試験」はほぼ同じ基準ですが、首都圏模試センターの「統一合判」は、2つの模試に比べると4~7ポイント高い偏差値基準となっています。小学6年生の中には、複数の模試を受験する方も多くいらっしゃいますが、模試による偏差値の出方の違いを考慮してテスト結果を見ると良いでしょう。
◇三大模試の選び方
模擬試験により、受験者層の違いから、問題のレベルに大きな違いがあります。問題のレベルの違いがある為、模試を受験する場合はお子様のレベルや志望校のレベルにあった模試選びをして下さい。首都圏模試センターの模試は、日能研や四谷大塚の模試と比べて、比較的基礎的な問題が占めるウェイトが高い為、「中堅・下位校向け」の模試といえるでしょう。中堅~上位校を受験される方は四谷大塚もしくは日能研の模試を、中堅~下位校を受験される方は首都圏模試センターの模試を受験する事をお奨めします。
◇三大模試の会場選び
母体塾がある四谷大塚の「合不合判定テスト」と日能研の「全国中学入試センター模擬試験」は、試験会場として母体の塾と、私立中学校などの一般会場を用意しています。試験慣れする為には、後者を会場に選ぶ方が良いと思われます。特に志望校としている中学校や併願する可能性がある中学校が試験会場として指定されている場合は、是非、そちらで受験してみることをお奨めします。(三大模試の試験会場は各模試のサイトから確認できます)
トラックバックURL:http://chugakujuken.manabitown.com/mt/mt-tb.cgi/23